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インディアンWebブラウザー開発チャレンジでZoho Ulaa が勝利

経済対策アートマニルバール・バーラト(自立したインド)でインドのデジタル主権を推進

Zoho Ulaa は、インド政府の「アートマニルバール・バーラト(自立したインド)」キャンペーンの一環であるインディアンWebブラウザー開発チャレンジ(IWBDC)で優勝しました。このチャレンジは、電子情報技術省(MeitY)、CCA、C-DACバンガロールが主導し、国産ブラウザーの設計と開発を促進することを目的とするものです。

全国規模で行われたこのオープンチャレンジは、先進技術を用い、主要な端末やプラットフォームに対応する安全なブラウザーを作ることを目指しました。

IWBDCは、「アートマニルバール・バーラト」のビジョンと同様に、テクノロジーにおけるイノベーションと自立を促進することに焦点を当てていました。参加者は、セキュリティー、プラグインインターフェイス、最新技術への対応、その他の要件を重視したブラウザーを開発するというタスクを与えられました。多段階の厳格な評価プロセスを経て、厳しい基準を満たし、業界に新たなベンチマークを打ち立てたZoho Ulaa が注目を集めました。

このチャレンジを通じて、常に支援と指導を与えてくれたZoho に心より感謝の意を表します。

Zoho CEO、Shailesh Kumar Davey

IWBDCチャレンジでのZoho Ulaa の勝利は、インドの開発者と自国技術の卓越した可能性を裏付けるものです。Zoho では、インドのイノベーションを後押しすることを信念としており、Zoho Ulaa の成果は、自立的で安全なデジタルソリューションの明るい未来を示しています。

— Zoho CEO、Shailesh Kumar Davey

オープンチャレンジのフェーズ

オープンチャレンジコンテストは、 構想 試作 製品化 の3つのステージから構成されます。

構想:コンセプトの誕生

第1ステージでは、参加者が最初のコンセプトを提出しました。このフェーズは、ブラウザーの中核的な機能と全体的なデザインを策定するうえで極めて重要でした。重点は、エンドユーザーの特定のニーズに応える革新的なアイデアを生み出しながら、国際規格とベストプラクティスを取り入れることにありました。

試作:ビジョンを現実に

多数の参加者のなかから18組のみが試作ステージに進むことができました。このフェーズでは、構想を機能的な試作品に変換することに焦点が移りました。参加者は、設計の実現可能性だけでなく、必須機能の統合も示す必要がありました。

製品化:市場投入準備

最終段階である製品化は、ブラウザーが市場に展開する準備ができているかを見る最終的なテストでした。このフェーズでは、専門家パネルによる厳格なテストと評価が行われ、ブラウザーが堅牢で使いやすく、すべての規定要件を満たしていることを確認しました。上位8チームが競い合い、最終的に Zoho Ulaa が勝利し し、この名誉あるコンテストで優勝を果たしました。

厳格な評価基準

コンテストの評価プロセスは、専門家パネルによる複数段階にわたる厳格な審査からなる、綿密で多角的なものでした。評価基準は以下のとおりです。

  • W3C規格への準拠: ブラウザーが国際的なWeb規格に準拠していること。
  • セキュリティー対策の強化: ブラウザーには独自のトラストストアが定義されており、インドのCCAルート証明書(自己署名証明書で、同国のトラストアンカーとして機能)が事前に組み込まれていること。
  • 堅牢なペアレンタルコントロール: Webフィルターや子ども向けのブラウジング機能など、安全なオンライン環境を子どもに提供できること。
  • 多言語サポートの充実: インドの多様な言語人口に対応するため、インドのすべての公用語をシームレスにサポートすること。
  • 高度なデジタル署名: ハードウェア暗号トークンを使用して、外部サービスソフトウェアを必要とせずにブラウザー内で文書をデジタル署名できること。

Ulaa:チャンピオンのブラウザー

参加者の中でも、Zoho Ulaa は包括的な機能セットを備え、コンテストの厳しい要件に完璧に準拠して抜きん出ていました。革新的なデザインと機能性を通じて「アートマニルバール・バーラト」の精神を体現し、見事に優勝を果たしました。Zoho Ulaa の主な機能は以下のとおりです。

  • クロスプラットフォーム対応: iOS、Android、Mac、Linux、Windowsなど、あらゆる端末やプラットフォームに対応するWebブラウザー。
  • 信頼性の高いセキュリティーフレームワーク: インドのCCAルート証明書を格納した堅牢なトラストストア。
  • 生産性向上機能: Zoho Ulaa には、スクリーンキャプチャー、メモ、Zenビュー、モード、その他多くの機能が組み込まれており、短時間でより多くの作業を完了。
  • プライバシー機能: 広告とトラッカーのブロック、プライバシーレポート、フィンガープリント採取防止。
  • 国際標準への準拠: W3CやISO基準に完全準拠し、アクセシビリティにも対応。
  • 子どもの安全性向上: キッズモードでのペアレンタルコントロールと子ども向けのブラウジング機能により、子どもが安心してインターネットを利用できる専用スペースを提供。
  • 多言語サポート: インドの13の公用語をシームレスに連携。
  • ブラウザー内デジタル署名: 暗号トークンを使用してデジタル情報を認証するよう設計されたZoho Ulaa DigiSign。

アートマニルバール・バーラト時代への一歩

Zoho Ulaa の勝利は、インドの開発者の技術力を示すだけでなく、国産技術の発展に向けた重要な一歩を象徴するものです。インド政府と電子情報技術省(MEITY)には、インドのテクノロジー分野においてさらなるイノベーションを刺激するこの貴重なプラットフォームと機会を提供いただいたことに、心より感謝いたします。これにより、インドの自立と最先端技術の開発へのコミットメントがさらに強化されることを確信しています。

Zoho Ulaa の次のステップは?

Zoho Ulaa は、消費者のプライバシーと企業のセキュリティーへの徹底した取り組みにより、ブラウザーのあり方を刷新しています。個人ユーザー向けZoho Ulaa は、常に無料です。なぜならプライバシーは基本的人権であり、ビジネスモデルではないからです。企業向けには、Zoho Ulaa Enterpriseが高度なセキュリティー、生産性、可視性を提供し、機密データの保護とビジネスリスクの最小化を実現します。企業に具体的な価値を提供することにより、Zoho Ulaa はユーザーのプライバシーを一切損なうことなく自立したビジネスモデルを確立しています。他の企業のようにユーザーデータを何らかの形で収益化することはありません。このバランスの取れたアプローチは、個人を保護するだけでなく、倫理的で安全なブラウジングの新たな業界基準を打ち立てるものです。

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